前回、スペックはあまり気にしない、と言っておきながら、
2018 VENGE Vias DISC Di2(前後700×26Cタイヤ付属)
において一つだけスペックの話。
これからロードタイヤが太目のタイヤにシフトしていく、という前提で、
”ホビーライダー(私自身)”にとってディスクブレーキは良い。すごく良かった。
ブレーキをかける時、リムやブレーキキャリパーの相性によって、
このくらいブレーキが滑るかな・・・このくらい効くかな・・・
の様な面倒くさいタッチ調整をほぼしなくてもよくなった。
高価格帯でも上記の現象が多かった。今までは仕方なかった。
車で言うとドラムブレーキがディスクブレーキに進化したようなもの。
力いっぱいブレーキペダルを踏んでいたのが、女性でも軽くブレーキがかけられるようになったのだ。
軽い力で誰もが普通に効かせることのできるブレーキ。
どのジャンルの車両でも当たり前の文化である。
当然MTBのディスクブレーキとはタッチを変えてあるようで、
指先一本でカツン!とフルロックという感じは全くない。
簡単には効かないブレーキを何とかするより、
簡単に効くブレーキをコントロールする方が明らかに理にかなっている。
気持ちがすごく楽だ。余計なストレスがひとつ減った。
だが当然、パニックブレーキ時(特に雨天時)のロックや前転に関しては
従来とリスクは変わらないと思うので、十分気をつけるべし。
“不注意”に関しては、”自身の問題”である。
むしろ上級者の方が減速やタッチの違い等でどちらか迷うかもしれないが、
多くのホビーライダーには必要なものだと思う。
いつの間にか当たり前になっていないといけないシステムだと思う。
吉祥寺青梅街道店 岩崎